瞬く間に過ぎた6月

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2018年6月28日 04:48

前回乗務したのは、ちょうど1か月前…

あれから瞬く間に1ヵ月という時間が流れた。
感覚としては、まさに「瞬き」が相応(ふさわ)しい。

そのように感じさせるのは、ひと月の1/3を出張していたこともある。
北関東に10泊しているが、中でも茨城県でその大半を過ごしていた。

茨城県の某市に滞在中、或る日の茨城新聞で嬉しいニュースを目にした。

それは、ひたちなか市の平成30年度予算が決定し、市長にその概要を聞くものであった。
その中で「湊線伸ばして残そう」の見出しが目に飛び込んだ。

湊線とは車掌長の好きな私鉄ローカル線、"ひたちなか海浜鉄道湊線"のこと。

市長とのインタビューを読み進めると、延伸の目的や効果、必要性がはっきりしてきたという想いと、それを裏付ける吉田社長と社員一丸の経営努力や企画力、市民の応援によって、10年前は年間70万人台だった乗客数が、平成29年度は100万人まで伸ばすV字回復し、単年度黒字化も達成したことにあると理解できた。

今春、JR三江線が廃止になり、ローカル線の役割や使命には経営難や財源を理由に尻つぼみの状況が蔓延している。

しかしながら、JR可部線では沿線の人口増で、一度廃止なった鉄路に部分延伸とはいえ、息吹が戻った事例を鑑み、湊線も現終着駅から年間200万人が訪れる国営ひたち海浜公園への延伸により、乗客数の増加が見込まれるという。

一方、鉄道の使命は、やはり沿線住民の利用によって支えられるというのも、記事を読み進めてゆく中で、湊線の沿線高校へ通学利用の働きかけや、通勤に利便性の高いダイヤづくりなどに取り組んできた努力に共感した。

かつて車掌長が子どもの頃、上野駅から終着駅の阿字ヶ浦まで、海水浴客を乗せた臨時直通列車が走っていた。

いまも、JRの線路から湊線への連絡線は残っていたように記憶している。
そして、阿字ヶ浦駅に降り立つと、現行ディーゼルカーには余りある、長大なホームに往時の賑わいが想像できる…

妄想ではあるが、上野発ひたちなか海浜公園行の列車運行を望んでやまない…

陰ながら、ひたちなか海浜鉄道湊線の発展を心から願い、応援し続けたい。

 

 

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