宇宙への距離

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2018年12月15日 04:41

今朝の新聞、宇宙への距離に関する記事が目に留まった。

記事内容は、初の民間宇宙旅行を目指す米企業の旅客船が、「宇宙空間」の飛行に成功した、というものであった。

車掌長は、上空どれほどの距離を超えれば「宇宙空間」となるかを知らず、興味を抱いた。

すると、下記のように2つの定義があるそうだ。
・国際航空連盟:高度100㎞以上
・米連邦航空局:同80㎞以上

このたび、上述の米旅客船は高度82㎞までの飛行を達成し、米連邦航空局の定義に沿い、初の宇宙飛行に成功と発表したのであった。

高度80㎞超で「宇宙」とは、車掌長は短絡的に意外と近いなぁ…と思ってしまった。

何故なら、その距離自体は地上において、殊に時刻表愛読者の感覚だと、東京駅を基準に下記駅までのようになるからだ。

・東海道線:鴨宮(小田原駅の1つ手前)
・中央本線:鳥沢(大月駅の2つ手前)
・高崎線:岡部(熊谷駅から3つ先)
・東北本線(愛称:宇都宮線):小山

もちろん、地面を横に移動するのと、地面を離れて垂直かつ重力に逆らって上空へ飛ぶ距離を、単純に比較することは、技術面しかりコスト面、対価においてもできないが、純粋に「距離」だけでみれば、このような親しみを感じる距離感となる。

対価に触れたが、この米旅客船「スペースシップ2」は8名定員であり、費用はおひとり25万ドル(約2800万円)とのこと。

ちなみに、JRの81~90㎞区間の運賃は1490円也。

なんとも、庶民的な感覚や比較でお恥ずかしいが、実際、このスペースシップ2に乗船して宇宙旅行を心待ちにしている人は、600名以上いるそうだ。

なお、同記事には、白黒ながらスペースシップ2から撮影した地球の写真も載っていた。

これはまさしく、銀河鉄道999で旅立った星野鉄郎や、地球帰還前に病死した宇宙戦艦ヤマトの沖田十三艦長が目にした、地球の大きさや近さであった。

子どもの頃は、車掌長もそんな地球をいつの日か、この目で見てみたいと夢見た。

車掌長はそれを肉眼でみることは生涯ないであろうが、年末年始恒例の劇場版「銀河鉄道999」のDVD観賞で楽しもうと思う。

「宇宙への距離」とは、定義もさることながら、車掌長にとっては「憧れ」の高度として、胸に秘めておこうと感じた。
 

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