Xmas プレゼント

カテゴリー:③番線:時間旅行、時刻表方面 2018年12月24日 04:36

先日、外国の御方から思いがけないメールをいただいた。

最初、英文メールを見たときは、迷惑メールか?、と誤解した。
しかしながら、「哲×鉄」オユ10(お問い合わせフォーム)からの宛名に覚えがあり、削除せずに済んだ。

4年前の秋、本邦某国立大学大学院の院生だった彼は、自身の交通経済学の学術研究のため、日本の或る年代における都市間移動の所要時間の変遷、新幹線と在来線との比較等を調べていた。

そして、その資料を探している過程で「哲×鉄」に辿り着いたそうだ。
つまり、ご自身が求めていた年代の全てが、揃っていたとのことであった。

車掌長は、彼の目的に沿った資料を作成し、送って差し上げた。
あれからもう、4年が経ったのか…と懐かしくなった。

その後、母国に戻った彼は大学の助教授となっていた。
そして、地域科学分野の論文における"Acknowledgements"(謝辞)で、車掌長の氏名及び資料提供の内容を著した旨を、冒頭のメールで知らせてくれたのであった。

4年前、彼の研究の一助になればと思い作成した資料が、時を経てこのような形で嬉しい一報をいただけたのは、車掌長にとって「時刻表鉄冥利」に尽きるものであった。

車掌長が所有する時刻表が、誰かの役に立ったり、その手伝いができることは、給料を得るための日々の仕事とは違った歓びを覚えてしまう。

彼の今後益々の御活躍を祈念し、一足早いXmas プレゼントをいただいたような、清々しい気持ちであった。

 

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