最後の園服アイロンがけ

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2019年3月31日 17:12

今日は珍しい時間帯に乗務。
じつは、専務車掌と車掌見習は、春休みで別の某車掌区へ出張中の由。

車掌長は、久々にのんびりした日曜日。
3月に入って仕事も繁忙期となり、土曜も毎回出勤だが、明日からは「繁忙期」の文字の前に「超」を増結した日々となる…

普段の日曜午後は、車掌長自身がその週に着用するYシャツを曜日分と、スラックス3本をアイロンがけしているが、ついでに車掌見習が幼稚園で着る園服や昼食時のテーブルクロスもアイロンがけしている。

車掌見習の身ごろは、車掌長のそれと比べれば、遥かに小さくあっという間にアイロンがけできてしまうが、パリッとした園服で遊び回って、クシャクシャにして帰って来ると嬉しく思ってしまう。

また、車掌長自身のYシャツやスラックスのアイロンがけも、前週のくたびれをリセットしてくれるような気がして、実に清々しい気持ちになれる…

アイロンがけの時は決まって、有線放送の某チャンネルで流れる80年代の曲を聴きながら行うのだが、この1時間弱の時間は、車掌長にとって20数年続くリフレッシュのひとときだ。

折り目やプリーツをなぞるように、アイロンを当てて再生させる作業は、ストレス解消とも言える。

そんな車掌見習の園服も、先日の卒園式を機に、もうやる必要なくなったが、今日は、その園生活をずっと車掌見習とともに過ごしてくれた園服に感謝の念を込め、最後のアイロンがけを行った。

いつもより、スプレー糊も多めに…

アイロンがけを終え、まだ陽も高かったが、呑むことにした。
アイテムは、いつ呑もうか…と思っていた、山形の酒「住吉」の特別純米原酒をチョイス。

蔵元を訪ね、買い求めたものだが、この酒は美味い!
昔からの「人の手」による酒造りを徹底しておられ、黄色味がかかった色合いも美しい…

ザーサイをアテに、冷えしておいた硝子のぐい飲みでチビリ。
調子にのって、帆立貝柱ほぐし身の缶詰も開けてチビリ…

地元高校が出ているわけでもないが、選抜高校野球を観たり、録画しておいた好きな番組「日本ボロ宿紀行」をほろ酔い気分で心地良く観賞した。

この番組は、毎週金曜深夜に放映されているが、車掌長はリアルタイムで観られないので、つい先日最終話を迎えた「宇宙戦艦ヤマト2202」と豪華2本立てで、いつも録画視聴している。

「ボロ宿」は車掌長も好きなジャンルだが、専務車掌や車掌見習にはかなりハードルが高いので、車掌区の慰安旅行では、泊まることが不可能だ。
なので、せめてこの番組を観ながら、昭和レトロに浸っている…

ふと気づけば、今日は年度末。
遅ればせながら「平成30年」を名乗るものは本日で全て終了、明日昼前には新元号が発表される。

どんな元号になるか、全く興味はないが、「平成」同様、最初は違和感を覚えつつも、次第に慣れてしまうのだろう…

ただ、慣れ親しんだ元号には、感謝や郷愁を込め、気持ちの中で折り目をつけようと思う…

そう、今日の最後の園服のアイロンがけのように…

 

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