夜明け前
カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2019年12月31日 06:01
木曽路は全て山の中である…
38年前の今頃、この言葉を実感したく、旧中山道をひとり歩いた。
中学2年だった車掌長は、国語の授業で島崎藤村の「夜明け前」を学習した時分であった。
車掌長は「夜明け前」という状況が好きだ。
子どもの頃から、朝型の生活スタイルだったことも一因であろう。
中学生の頃、この言葉には、物事が始まる、動く直前、結果が出る前など、自分の努力次第によっては、何かを変えられる予感がする意味合いを感じていた。
とくに、高校受験を控えた今頃は、それまでの「自身」からの脱皮を図るような、「未知なる自分」と出逢う出立(しゅったつ)の好機ととらえていた。
そして、勉強や受験は、それを叶える道具と思えるようになり、不思議にも苦手な科目も親しみを覚えるようになった。
「イメージできることは実現できる」、これは今も大切にしている思考だ。
これができるということは、実現に至る「工程」が、自身でわかることと符合している。
その工程の中に、勉強や苦手なものが含まれていることが分かれば、克服も容易だ。
車掌長の友人もいま、高校受験を控え頑張っている。
来年は干支も一番目からスタートする年。
新たな飛躍を目指し、15の春を迎えられるよう、応援している。