社員旅行

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2020年2月 3日 04:52

1月下旬、社員旅行で沖縄へ行った。

日曜発で2泊3日、全国的に低気圧に覆われ強い寒気が入り込むタイミングだった。
天気予報も旅行期間中は、沖縄を含め全国的に雨マークばかり…

社員の多くは、雨具や防寒具も携帯していたが、「スーパー晴れ男」である社長の新たなレジェンド達成にも、一縷(いちる)の望みを託した。

現地到着時は雨予報であったが、厚い雲が空を覆いながらも雨は止んでいた。

チャーターした8名乗りストレッチ・リムジン1台と、買い出し先発隊の一般タクシー1台に分乗し、滞在先への某リゾートへ約90分で移動した。

長さ10メートルほどあるという、フォードSUVのリムジンは圧巻…
車掌長も初めての体験で、途中立ち寄ってもらった高速のパーキングエリアでは、にわかに記念撮影大会となった。

リゾート到着後、今回3部屋を手配してあり、各部屋へは専用カートで移動。
滞在中、広い敷地内の各施設への移動にはこのカートを利用するが、これがまた楽しかった。

今回の部屋割りは、社長夫妻、女性社員4名、男性社員5名で洋室を各1室。
洋室とは言っても、最大6名利用可能な広い部屋で、テラスだけでも24㎡あり、ゆったりしたものだが、夫妻以外は修学旅行以来の多人数1室利用という者も多かった。

しかしながら、職場を離れ、2泊という時間をこうした部屋割りで過ごすことにより、ハプニングもありつつも、普段の仕事では見られないお互いの個性や習性も知ることができ、良いコミュニケーションを図ることができたと思った。

明けて2日目、社長の新たなレジェンドが達成。
太陽が顔を出し、予報は一転、最高気温も24℃の好天に恵まれた。

11時の観光出発まで、各々が清々しい太陽の日差しの下でホテル内のアクティビティに興じた。
セグウェイ体験、パターゴルフなど楽しんだ。

観光は古宇利島、美ら海水族館を訪れ、夕食は名護市内の沖縄民謡ライブショーを鑑賞できる居酒屋に入った。
沖縄料理にも舌鼓を打ちつつ、ライブショーも盛況で最後は皆でカチャーシーで締めくくった。

社員旅行最後の夜、社長夫妻の部屋でこじんまりと2次会。
その際、社員一同からの日頃の感謝を込めたプチサプライズを挙行した。

人数的には、こじんまりとした社員旅行かもしれないが、とても楽しく温かなものであった。
年齢構成は、20代、30代、40代、50代と満遍なく各世代がいるが、平成生まれの20代3名の若手社員には、今回の社員旅行はどのような受け止めだっただろうか…

車掌長も、色々な職場を体験してきた。
なかには、300名ほどの社員で2階建てバス10台近くを貸し切り連ね、宿泊ホテルの何百畳もの大宴会場を利用するような社員旅行も経験し、それはそれで当時は楽しかった。

しかしながら、世の中もだいぶ状況や様相が変わり、いまや社員旅行をする会社もだいぶ減ってきたと聞く…

「個」を意識するあまり、時間も空間も人間関係も、セパレートな感覚が日常に浸透している。
それは、或る意味「自己防衛」とも言えなくもない。

もちろん、それはそれで大切なことだが、雑多な「集団」や広くは「社会」の中で、本来は「個人」が認知され、その延長線上に「尊重」されるよう間柄が望ましいようにも思う。

そして、そのためには互いを知るコミュニケーションが必要不可欠だ。

その意味合いにおいて、社員旅行はまだまだ有用な職場ツールではなかろうか…と、昭和世代の車掌長は思った。

ただ、単に実施すれば良いという「形」だけものでなく、会社規模にもよるが、人任せや参加するだけのゲスト主義に陥らず、自分たちで作り上げる「社員旅行」というのが、キーワードであり大切なのかもしれない。

車掌長が勤務する会社は、繁忙期と閑散期が極端に分かれており、3月に入って爆発的に忙しくなるこの時期に、このような社員間のコミュニケーションが取れたことは、今後の円滑な業務遂行に寄与すると思われた。

だいぶお金を使っていただいた社長夫妻には、心より感謝。

 

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