西濃運輸準決勝へ!(都市対抗野球)

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2014年7月27日 14:45

本日、都市対抗野球大会を観戦しに東京ドームへ行った。

専務車掌の提案で、地元岐阜県の「西濃運輸」が勝ち進んでいるので、急遽、行こう!と盛り上がった次第。
相手は東京ガス(東京都代表)で、準々決勝であった。

無料で入場でき、応援団と一体となって盛り上がれる「応援席」も魅力的であったが、車掌見習も一緒なので何かと動きの取りやすいバルコニー席を選んだ。

バルコニー席は大人1名1,500円ではあるが、巨人戦の場合はシーズン・シートとして1席約60~100万円で販売される席だから、広々してゆったり観戦できるし、車掌見習が飽きれば遊ばせるスペースもあり、好都合であった。

試合開始前の応援団長の挨拶も良かった。
一企業のチームでありながらも、大垣市代表としての「市民応援」的な色合いの濃い、いわば高校野球のように母校やその地域を応援するような一体感溢れる応援を期待させるものであった。

また、その後の始球式が感動的であった。
親子バッテリーであったが、投げ終わった子が父親に駆け寄って抱き締め合った光景に、心から感動した。

試合は1回表に1点を先制されたが、以降は投手戦でなかなか得点の突破口が開けなかった。
途中1点を取り返し、1-1のまま迎えた8回裏、西濃運輸の猛攻が始まった。

一挙に6点を追加する打線とそれに呼応した応援の盛り上がりは、都市対抗野球の醍醐味を存分に味わえた。

ところで、都市対抗野球の面白さは、20年ほど前に希望者挙手さんが教えて下さった。
今回、TVドラマ「ルーズヴェルトゲーム」を共に観た専務車掌が、都市対抗野球に興味を持ち、西濃運輸の躍進も相まって観戦となったが、来年も行こう!という結末になった。

プロ野球観戦とは違う、スタンド片翼の全体を包み込む「応援の一体感」…
これこそが、都市対抗野球の魅力だ。
先述のTVドラマのように、「応援」で皆の心が1つになることを、掛け値なしに実感できた。

ふと気付けば、7月は野球観戦に3回行った。
1回目は、神宮球場でのドラゴンズVSヤクルト戦。これは、専務車掌ご贔屓(ひいき)の中日を応援。

2回目は、大田スタジアムでの高校野球の東京予選で、車掌長の母校「正則高校」を応援。
この観戦は、いつも初回戦で敗退する正則が2回戦進出を果たし、専務車掌が進言してくれ一緒に行った。

この時の相手チームの応援が、以前勤めていた専門学校の硬式野球部の応援にそっくりで驚いた。
その専門学校で応援団やチアリーダーを指導していた者が、その高校に転職でもしたのだろうか…と思うほど、応援のパターンや選曲がそっくりであった。

あいにく、正則は3回戦の帝京との対決で敗退したが、久しぶりに校歌を口づさみ、高校生のフレッシュなプレーに心を洗われる思いがした。

何はともあれ、今日の都市対抗野球も含めて、応援するチームが全て勝ち、とても爽快な気分に浸ることができた7月であった。
 

コメント(4件)

希望者挙手さんからのコメント(2014年7月29日 00:45投稿)

こんばんは

私も職場が東京ドームに近いこともあり、会社帰りに3試合ほど観戦しました。

西濃運輸は、優勝候補の一角である東芝との1回戦勝利から始まり、準決勝では大会2連覇中のJX-ENEOSを下し、下馬評を覆しての大躍進ですね!

本日、富士重工がNTT東日本を下し、決勝戦は大垣市代表vs太田市代表となりました。
優勝経験のない古豪同士の決勝戦は、野球も応援も見ごたえがあるでしょうね。

ここ数年、首都圏の大都市同士による決勝戦が続いていましたが、今年は都市対抗の名にふさわしいカードとなりました。

地方のチームの頑張る姿に元気をもらったような気がします。

残念ながら、決勝戦の観戦は行けそうにないですが、私の予想は大垣市代表の西濃運輸が優勝です(笑

車掌長さんからのコメント(2014年7月29日 04:53投稿)

希望者挙手 様

毎度ご乗車ありがとうございます

嬉しい予想をありがとうございました。
希望者挙手さんの仰る通り、地方のチームの奮闘に元気をもらった想いでいっぱいです。

両市には失礼ながら、大垣市も太田市も、その市名だけでは何県かもわからない人が少なくないかと思います。

しかしながら、今や都市対抗野球は「大人の甲子園」ほどに知名度が上がり、優勝戦まで競り勝った両市の注目度は、恰好のPRになったことでしょう。

もちろん、両市とも都市対抗野球がPRの場や目的ではないと思います。
あくまで、勝ち進んだチームの踏ん張りと、応援がもたらした結果の副産物です。

そして、本日の決勝戦ではどちらが勝っても、負けても、その価値や重み、達成感は、両市へ均等に称えられるべきものだと思います。

今晩は、NHKのBS1でのTV中継もあります。
さすがに試合開始(18時)には間に合いませんが、できる限り早めに帰宅し、観戦したいです。

専務車掌の郷里県として…
また、車掌長が学生時代を過ごした東海勢の代表として…
西濃運輸へ惜しみない応援をしたいと思います。

希望者挙手さんからのコメント(2014年7月30日 01:27投稿)

こんばんは

結局、本日もドームに行ってしまいました(笑

いつもは鞄の中をチェックする程度の荷物検査が、今日はポケットのものをすべて出して金属探知機による検査と、空港さながらの物々しいボディチェックを受けました。

ドームに脅迫電話でもあったのかと不思議に思いながらも、球場に入ってその理由がわかりました。
スタンドで席を探し始めたその時、なんと天皇皇后両陛下がお見えになったのです。

都市対抗野球での天覧試合はこれが初めてとのこと。
偶然とはいえ、歴史的瞬間にギリギリ間に合って立ち会えたことは幸運でした。

しかも私の予想は、ズバリ的中!(専門学校時代の予想問題ではありません・・・笑)
大垣市代表の西濃運輸が優勝しました。
おめでとうございます!

やはり、富士重工とは勝ち抜いてきた相手が違いましたね。

地方都市代表同士の決勝戦とはいえ、2階席まで使用するほど多くの観戦者が集まり、両チームとも熱のこもった応援でとても楽しかったです。
この一体感、たまりませんね。
来年は一緒に応援に行きましょう!

車掌長さんからのコメント(2014年7月30日 04:39投稿)

希望者挙手 様

毎度ご乗車ありがとうございます

希望者挙手さんの予想が、ズバ的!お見事でした。
(ズバ的も懐かしいフレーズです。旅行業の資格の国家試験問題を予想し、的中した時の喜びは格別でしたネ)

昨日もドームへ行かれたとのこと、熱戦のプレーも応援も「生」で体感され、羨ましい限りです。
それも天覧試合とは!

車掌長も17:01にタイムカードを打刻し、一目散に帰宅。
2回表からTV観戦することができました。
そして、その2回裏に西濃運輸の先制点が入りました。

試合は投手戦で、早いペースで展開しましたが、天皇皇后両陛下がお見えになってから、更に追加点を入れました。

一瞬、一瞬、そして試合の1つ1つが真剣勝負の都市対抗野球。
敗れた時点で次はない切迫感が、迫力あるプレーを生み出します。

セーフティバントで一塁にヘッドスライディングして出塁を試みる選手の姿は、まさに「大人の甲子園」であり、プロ野球では見られないプレーです。

結果は2-0で西濃運輸の勝利!
改めてご声援、ありがとうございました。

来年はぜひ、ご一緒させてください。

余談ですが、準決勝の第1試合において、ルーズヴェルト・ゲームで沖原投手役を演じた俳優が、始球式のマウンドに立ったと知りました。

ドラマさながらの光景を、ぜひ見たかったです。
更に驚いたのは、彼の名前は工藤阿須加さん。なんと、工藤公康投手のお子さんでした。

工藤公康投手も、同世代として大好きな選手です。
現役時代のその奮闘ぶりには、元気をもらう想いで応援していました。

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時刻表は本屋で買う

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2014年7月 5日 05:40

毎月下旬になると、34年余り続けている習慣がある。

自宅最寄りの本屋で日本交通公社(現JTB)の時刻表を買う、という楽しみだ。

子どもの頃からある、中規模の本屋。
当時、500円札をポケットにしまい、書店で手にする時刻表に心の高揚を味わってきた。

時刻表は、年極(ねんぎめ)、いわゆる年間購読をすると、1ヵ月分が無料になる割引制度が当時からあり、自宅や会社等に郵送されることは知っていた。
個人で毎月時刻表を買う人は、稀であろうが、出張等の多い官公庁や会社の担当部署では、重宝したであろう。

しかしながら、車掌長は自分の足で本屋に出向き、本屋で所定の場所に積まれた時刻表と出逢い、「この手にして買う」という行為を、子どもながらにときめき、今まで大切にしてきた。

最近では、インターネットでほぼ何でも買える時代。
自宅に居ながら注文でき、早ければ翌日には届いてしまう。

特に、重たいモノや大きいモノなど、店で買って持ち帰ることが困難であったり、制約がある買物であれば、こんなに便利なサービスはない。

ただ、本について言えば、それには疑問符が付いてしまうのが、車掌長の所感…

今朝の新聞で、某ネット通販大手の書籍販売における学生向けポイント還元サービスを巡り、ある出来事が起きていることを知った。

それは、都内の出版社数社が、そのポイントサービス停止を求め、当該ネット通販業者への書籍出荷を取り止めているという記事であった。

そして、この動きを応援しようと、首都圏で店舗を展開する老舗の某大手書店が、その数社の書籍を集めたフェアを店頭で行っているという。

この動きの背景には、全国にある書店が、もの凄い勢いで減っている現状と、「再販制度」によって中小の出版社の書籍を販売する場を守るという、狙いがあるとのこと。

再販制度とは、本の定価を小売業者が維持する仕組みによって、著作権の保護などを目的に、他にも音楽用CDや新聞、雑誌等に独占禁止法の例外品目として認められているそうだ。

この場で、それ以上のことには触れないが、車掌長も近所にあった個人経営の本屋や、地方の駅前や賑やかな商店街など、人の往来の多い場所に必ずあった本屋が、消えてゆく姿を寂しく感じる…

本屋は文化をその町に届ける、窓口、玄関であったように思う。

ただでさえ、地方の市町村の人口が、その道府県の中核都市や東京都に流失している昨今、ネットで自宅で買い物ができるなら、中小規模の本屋が生き残るのは、極めて困難だと感じてしまう。

新聞を読み進めたら、フランスでは先月、前述の某通販大手のような書籍の無料配送サービスを禁止する法案が可決されたそうだ。

小規模書店を「文化の担い手」と位置づけ、保護するのが狙いとのこと。

イギリスはモノを大切にする国…
フランスは文化を大切にする国…

日本は何を大切にする国なのか…

多少の便利さを後退させてでも、お金で買えない「こころ」を、大切にする国になってほしいと考えた。

 

髭剃り

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2014年6月22日 09:07

今日は大安。

髭剃りの刃を替える日だ。
車掌長は、つまらない習慣だが、高校生の頃から「隔大安日」に付け替えている。

大安は概ね6日に一度やってくるから、2週間弱で交換することになる。
メーカーでは1週間程度での交換を推奨しているようだが、意外に替刃も高いのでそんな自分のペースを守っている。

ところで、髭剃りには「カミソリ派」と「電動シェーバー派」がある。
車掌長は30年以上、一貫して「カミソリ派」だ。

毎朝浴びるシャワー後に、シェービングクリームで顔中を真っ白にし、刃を当てて剃る…
これをしないと、一日が始まらないというか、気合が入らない感覚だ。

高校生の頃は、カミソリも一枚刃が主流の時代だった。
当時は貝印を使っていて、二枚刃までは国産メーカーを愛用していた。
三枚刃あたりから、世界初のT字型替刃式安全カミソリを世に出した「Gillette」に変え、四枚刃からは「Schick」を使い続けている。

カミソリの髭剃りも、技術進歩が著しく、刃の枚数が増えるごとに剃り心地の向上を感じていたが、今や五枚刃!
さすがに、大きさ的にも四枚刃までが限界だろう…などと思っていた。

しかしながら、ヘッド部分を大きくして5枚刃を実現した時は、驚きとともに感動であった。
何故なら、車掌長は顔が大きく、剃る面積も広いので、カミソリの面が大きくなった五枚刃だと、サクサク剃れるのであった。

朝から、どうでもよいようなことを綴って恐縮極まりないが、もう少し歳をとったら、シェービングカップでクリームを泡立て、穴熊の毛のブラシで頬に塗り、ちょっと重ためでお気に入りのホルダーを手にし、髭を剃りたいなぁ…と思う。

そんな優雅な朝を過ごせるのは、一体どれだけ先のことだろうか?!

ところで、車掌長は面倒なこと、手間のかかることにこそ、物事の手順を遂行(消化)する醍醐味や、人間の生活リズムの生理的な良さがあるように考えている。

簡単、便利なことは、一見良いように思えたり、多くの人の圧倒的な支持を得るのが現実だが、では、その簡単に済んだり、便利になった恩恵によって産出された(浮いた)時間で、それぞれの人は何を享受しているのか、興味深いところだ。

もしかしたら、享受どころか、どうでもよいような物事が優先され、大切なものを喪失していることの多さに、気付くかもしれない…

そんなことを考えた、久々に梅雨らしい雨模様の朝であった。

 

ちょっと早い暑気払い

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2014年6月17日 22:12

先週から今日まで、出張で茨城県西部の某市に滞在していた。

梅雨の晴れ間が多く、夏至に近いこともあり、昼間の明るい時間の長さを実感できた。
出張先でも日々4時から4時半に起き、日課である新聞に目を通し、仕事の前をのんびり過ごす。

その頃、既に外は明るく、太陽も顔を出している。
昼間の余熱が冷めない東京と違い、こちらの朝の空気はヒンヤリしていて清々しかった。

そんな出張中の先週土曜日、一旦東京へ戻り、希望者挙手さんとお会いした。
1ヵ月ほど前から、「ちょっと早い暑気払い」をしましょう、と申し合わせていた日であった。

場所は浅草橋にある「たいこ茶屋」。
希望者挙手さんが予約をしてくださったが、入店後に思わず感動してしまった。
ここはTVドラマ「半沢直樹」のロケで使われた店であることは事前に知っていたが、通されたのは半沢直樹(堺雅人)が実際に座った席であった!

毎度毎度、希望者挙手さんの御計らいには敬服するばかり…

更にそればかりか、乾杯して間もなく、茶封筒に入ったプレゼントをいただいた。
中のモノを出して再度のビックリ。

それは、車掌長が大好きな、0系新幹線の絵葉書や記念切手であった。
昭和42年の乗車1億人突破、同45年に開催された大阪万博での乗車3億人突破記念、山陽新幹線岡山開業記念の3点であった。

それら3枚は、見る角度によって立体的に浮かび上がるような加工が施された、なんとも「昭和」チックな風合いの絵葉書であり、15円切手を貼るようになっていた。

お酒も進み、話も弾んだ頃、満席の店内にたいこの音が響き渡り、或るイベントが始まった。
毎度おなじみの「じゃんけん大会」だそうだ。

6等から1等まで、各等の賞品を目指し、最後の勝者が決まるまで客と若旦那がひたすらジャンケンをする、というシンプルなイベントであった。

希望者挙手さんのお目当ては、4等の「ガッツおじさん」のイラストが入ったポロシャツ!

日頃、くじ運や勝負ごとには縁のない車掌長であったが、見事にその4等で店内のお客さん約100名の頂点に立って、若旦那とのジャンケンに勝つことができた。

0系新幹線絵葉書をいただいた、心ばかりのお礼にと、喜んで希望者挙手さんに差し上げることができて良かった。

4時間ほど過ごした店を出ると、心地良い夜風が頬を撫でた。

次に希望者挙手さんとお会いするのは、「ちょっと早い忘年会」の予定だ。
それまで、お互いに気合を入れ過ぎず、ボチボチ頑張りましょう!

それぐらいで、おそらく一般的ですから…
 

コメント(2件)

希望者挙手さんからのコメント(2014年6月20日 01:36投稿)

こんばんは
久しぶりの乗車となりました。

「ガッツおじさんポロシャツ」ありがとうございました!
以前から狙っていたのですが、まさか車掌長が勝ち取るとは、驚き、喜び、感動でした(笑
それをプレゼントしていただき、更に感謝です!
4等賞とはいえ、私にとっては特賞モノです。

半沢席は、なかなか予約できないのですが、今回は予約できてしまい、私自身がビックリしました。
私も初めてあの席に座りました(笑

実は、車掌長は強運の持ち主なんですよ。
じゃんけん大会も、4等は2回ぐらい勝者が出ず、3回ぐらいやり直した結果、車掌長が勝ち抜いたんですから。
まるで、シャアですね(3倍・・・笑)

本当に楽しい時間を過ごすことができました。

今度は、人生の通信受講生のスクーリングを兼ねて、直接指導してみましょうか(完全に内輪ネタですみません・・・笑)

ところで、「半沢直樹」に続く「ルーズヴェルト・ゲーム」で注目を浴びてきた都市対抗野球が7月より始まります。
都市対抗野球が大好きな私にとって、嬉しい季節となりました!
モデルとなった鷺宮製作所は出場できませんが、イツワ電気野球部のユニフォームのモデルになった東芝は出場します。

JRからは、東日本東北、東日本(野球も応援も優勝候補)、東海、西日本(初出場!)、九州(私の最も好きなチーム)と、5チームも出場しますよ。(今年は北海道が出場できず、残念)

ご都合が合えば、ご一緒に応援いかがですか?(笑


車掌長さんからのコメント(2014年6月20日 20:58投稿)

希望者挙手 様

毎度ご乗車ありがとうございます。

「ルーズヴェルト・ゲーム」、車掌長も録画ですが毎週楽しみながら視聴しております。

そういえば、都市対抗野球の面白さを知ったのは、希望者挙手さんに観戦を誘っていただいたのがきっかけです。

もう20年ほど前になりますが、トラベル学科の学生が夏休みに入った頃だったと記憶しています。

都市対抗野球の醍醐味は、なんと言っても各チームの応援合戦ですネ。
TVドラマでもそうですが、あの応援が選手を奮い立たせ、観客と一体となって野球のドラマを築き上げてゆくのだと思いました。

ところで、「半沢直樹」と「ルーズヴェルト・ゲーム」の著者、池井戸潤さんは、専務車掌と同郷です。
しかも、出身高校も同じで数年先輩とのこと。

先日、八百津(やおつ)という町を訪れましたが、そこが池井戸潤さんの出身地とは知りませんでした。

八百津を訪れた理由は他にありました。
第二次世界大戦時にナチスに迫害される多くのユダヤ人に、「命のヴィザ」を発給した人物として、戦後だいぶ時が経ってから世界的に有名になった、杉原千畝(すぎはらちうね)氏の記念館を訪れたかったのです。

杉原千畝氏を知ったのは、かつて大好きだったTV番組「知ってるつもり?!」で取り上げられ、それを見たのがきっかでした。
おそらく20年以上前だと記憶しています。

八百津という山間の小さな町に、時代は違えど、車掌長の尊敬したり、好きな小説家が過ごしたことに、ささやかな感動を覚えました。

東京にはお金で買えるモノは、何でもあると思います。
しかしながら、お金では買えないものも、東京にはいっぱいあるように思います。

八百津のように、時代を超えていつまでも変わらない風景というのも、東京ではいくらお金を積んでも買えない心の財産だなぁ…と思いました。

余談ですが、戻り鰹さんの個別指導も、そろそろ再開しなければなりませんネ!(引き続きの内輪ネタで申し訳ありません)

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国富とは

カテゴリー:④番線:日々雑感方面 2014年5月28日 05:24

「経済より安全」と、言い切った判決が先週あった。

福井地裁における、原発訴訟での判決だった。

これまでの原発訴訟は、原告が負け被告(電力会社)が勝つのが「パターン化」していた。
判決はなぜこうも、電力会社やその時の行政・政府の意向に沿ったもの、偏ったものになるのか…素朴な疑問であった。

しかしながら、今回の福井地裁での判決は、久々というか、おそらく初めて心の奥底まで響き落ちる、本当の「国富」の意味が貫かれていた。

判決理由の最後の部分が新聞に掲載されていた。
あまりにも感動したので、乗務日誌にも残しておきたく、抜粋しておきたい。

「当裁判所は、極めて多数の人の生存そものに関わる権利と、電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的には許されないことであると考えている。」

「このコストの問題に関連して国富の流失や喪失の議論があるが、原発停止で多額の貿易赤字が出るとしても(それは国富の流出などではなく)、豊かな国土とそこに国民が根を下して生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である。」

司法判断として、経済性よりも国土や国民の生活の安全の方が、何よりも勝る財産であると位置づけたことを、尊く想い、その言葉を噛みしめる…

 

 

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